凡例

全般

  • 漢字の旧字・異体字・略字は、原則現行字体(常用漢字)に統一した。ただし固有名詞等で一般的に旧字が使用されるものについては残した場合がある。カタカナはそのままとしたが、変体仮名は通常のひらがなに統一した。
  • 英数字は半角に統一した。数字は原則アラビア数字を用いたが、「第一」「一つ」等、漢字表記が自然なものについては、漢数字とした場合がある。
  • 表記にばらつきのある地名や施設名(例:懸樋/懸ケ樋/掛樋/掛ケ樋)は統一せず、どの表記からも検索を可能としている。
  • 古文書・古記録の中には、個人情報のほか、現在では不適切な表現を含む場合がある。歴史的資料としての重要性に鑑み、原則そのまま掲載したが、事件・事故等の記述の一部について非公開とし、該当画像を除外して掲載したものがある。

画像について

  • 古文書・古記録(絵図含)については、デジタル撮影したデータを掲載している。
  • 写真・絵はがきについては、ガラス乾板およびネガ・ポジフィルムからスキャニングしたものと、紙焼写真をデジタル撮影したものが含まれる。いずれも画像周囲の余白についてはトリミングしたが、ガラス乾板等で余白に注記のあるものについて、情報として残したものがある。

資料詳細

「資料ID」

  • 資料の固有番号である。枝番はページ番号や画像番号に対応している。

「タイトル」(「タイトルよみ」)

  • 『上水記』:
    『上水記』第○巻とした。
  • 羽村日誌・羽村文書:
    表紙の原タイトルによった。年月日表記のある場合、十(拾:じゅう)、二十一(廿一、二一:にじゅういち)等の表記はそのままとした。
  • 絵図:
    題箋の表記によった。複数の地名が併記されている場合は「・」で区切り列記した。整理用に付されたと思われる各種記号番号(「第二号」等)は略したが、組物に付された連番については()付けで残したものがある(天丁:てんてい、など)。
  • 写真・絵はがき:
    原タイトルに施設名等が含まれない場合があるため(「建設風景」「竣工式遠景」等)、冒頭に【】付きで被写体・施設名等を置き、その後にタイトルを付す形に統一した。タイトルは原資料にキャプション等がある場合はこれを利用したが、その際タイトル中の被写体・施設名等は【】内にまとめるとともに、年代の記載は「制作年月日」に移した。原タイトルが長文のもの、わかりにくいもの、および明らかな誤記は適宜修正した。原資料にタイトルがない場合は、同一写真で注記のある資料が別に存在するものはこれを利用し、複数の情報があるものは適宜取捨選択した。タイトル不明のものは、刊行物掲載のものは掲載時のキャプションを参考に、それ以外は任意に付した。原資料(もしくは同一写真)のタイトルは「備考」に示した。
  • 「タイトルよみ」は、現代仮名づかいとした。なお、地番等を含む長文のものについては一部を省略したものがある。

「シリーズ・アルバムタイトル」「巻次」

  • 羽村日誌・羽村文書については、収蔵時に付けられていた通番(「羽村日誌1」、「羽村文書修1」等)をここに示した。
  • 絵図は、組物については今回設定したグループ名(「樋線図第1種」「樋線図第3種『両上水樋線切絵図』人」「六郷用水絵図」等)をここに示した。巻次はグループ内で順序の明確なものはその順に、不明確なものは任意に連番を付した。単独の絵図は「その他の絵図」とした。

「寸法」

  • 単位はセンチメートル(cm)である。古文書・古記録・絵図については、特記なきものについては縦×横(×奥行)の順で記載した。写真については、フィルム(ネガ・ポジ)については判型、紙焼写真についてはW(幅)×H(高さ)で示した。フィルムの判型については以下の通り。

    35mm判(W36×H24mm、※画面サイズ、以下同)/6×4.5判(W41.5×H56mm)

    6×6判(W56×H56mm)/6×7判(W69×H56mm)/6×9判(W82.6×H56mm)

    4×5判(W102×H127mm)/その他

「制作者」

  • 判明する場合は具体的に記入した。
  • 水道所管組織が制作したと思われるものについては、水道局開設以前は「東京市」等とし、大正13年(1924)3月27日以降は「東京市水道局」、昭和18年(1943)7月1日以降は「東京都水道局」とした。大正時代については制作年月日が正確に分からないものについては、「東京市(水道局か)」と記載した。なお、明治41年(1908)3月から12月までの局称は反映していない。

「制作年月日」

  • 元号年(西暦)・月・日の形とした。元号は改元前の日についてはそのまま記した(昭和64年(1989)1月1日:同年改元し平成元年)。太陽暦採用以前の、西暦と和暦のずれについては統一せず、同一年の西暦は元号年の主となる年次に統一した(天正18年(1598)12月30日、※正確には1599年)。
  • 制作年代がはっきりしない場合は、可能性のある期間(~)あるいは下記の時代区分で示した。

<時代区分>

安土桃山時代 元亀元年(1570)~慶長7年(1602)
江戸時代 慶長8年(1603)~慶応4年9月7日(1868)
 江戸前期  慶長8年(1603)~延宝8年(1680)
 江戸中期  天和元年(1681)~安永9年(1780)
 江戸後期  天明元年(1781)~慶応4年(1868)9月7日
明治時代 明治元年(1868)9月8日~明治45年(1912)7月29日
 明治前期  明治元年(1868)9月8日~明治20年(1887)
 明治後期  明治21年(1888)~明治45年(1912)7月29日
大正時代 大正元年(1912)7月30日~大正15年(1926)12月24日
昭和時代 昭和元年(1926)12月25日~昭和64年(1989)1月6日
 昭和前期  昭和元年(1926)12月25日~昭和20年(1945)8月15日
 昭和中期  昭和20年(1945)8月16日~昭和39年(1964)
 昭和後期  昭和40年(1965)~昭和64年(1989)1月6日
平成時代 平成元年(1989)1月7日~平成31年(2019)4月30日
令和時代 令和元年(2019)5月1日~

「地域・施設名」

  • 資料に直接関係する地域名や水道施設名等を示した。

「解説」

  • 個別資料に関する簡潔な説明文とし、書誌情報等については原則割愛した。組物(セットとなるもの)については、画面上に適宜解説を付した。

「キーワード」

  • 資料に関するキーワードを示した。

「備考」

  • その他書誌情報等を記した。