伊那郡郡誌草稿

資料コード 03OD0624202400
タイトル 伊那郡郡誌草稿
分野 歴史
場所(市町村名) 伊那郡
制作年(西暦)
制作年(和暦)
時代
制作者
制作者(ヨミ)
大きさ
資料解説 伊那郡長から筑摩県へ提出した郡誌で、上下伊那全郡の概況報告である。2部あるが全く同文である。別に1部、郷村誌の書き抜きのようなものが合綴されているが、おそらくは、地誌作成の資料にしたものであろう。年紀は不明であるが、沿革の下限は明治4年の筑摩県の成立までであるから、明治7~8年の作成と考えられる。名称・境域・管轄沿革・里程・地勢・気候・風俗・郷荘・町村数などについて記載している。現在の目でみると、めずらしく感じるものもある。名称の項には、「古時諏訪国に属す、天平三年廃し、後本郡の称を用ゆ」とある。風俗では、「郡中三分して、上伊那・中伊那・下伊那と云う。民、農事に努め、農産物乏しからず、婦女力を養蚕縫織に尽くす。飯田尤も物産多し。下伊那やや奢靡(しゃび)、頗る優柔にして面諛(めんゆ)の風あり。上中伊那は素朴淳厚、古を好み、まま愚直に近し」とある。
二次利用条件
コピーライト 長野県立歴史館
施設名 長野県立歴史館