諸国名所百景 信州木曽の雪

資料コード 03CP1443030000
タイトル 諸国名所百景 信州木曽の雪
分野 歴史 芸術
場所(市町村名)
制作年(西暦)
制作年(和暦)
時代 江戸
制作者 2代目安藤広重
制作者(ヨミ) ニダイメアンドウヒロシゲ
大きさ 36×24
資料解説 江戸時代の浮世絵師、二代歌川広重による錦絵の揃物「諸国名所百景」の一つ。初代広重の門人で、師の亡き後その画風を継承した二代広重が、安政6年(1859)から文久元年(1861)にかけて制作した。版元は、初代広重晩年の作「名所江戸百景」を出版した魚屋栄吉。図は、雪に覆われた木曽谷を描いたもの。切り立った斜面の細道を、蓑笠を着け荷を掲げて行く姿がある。当時の木曽路は、中山道の中でも峠道が多く、難所続きだった。川沿いの切り立った断崖に、棚のように張り出して造った道「木曽の桟(かけはし)」も難所の一つとして知られた。丸木の柱に、横に板を並べた簡易な造りだったが正保4年(1647)に通行人の松明の火が落ちて焼失。後に石垣を築いて再建され、現在は国道の下に石垣の一部が保存されている。松尾芭蕉が「更級紀行」に、桟をよんだ句「かけはしや いのちをからむ つたかづら」を残している。
二次利用条件
コピーライト 長野県立歴史館
施設名 長野県立歴史館