誹諧寂栞 天

資料コード 02BK0104169883
タイトル 誹諧寂栞 天
分野 歴史 芸術
場所(市町村名)
制作年(西暦) 1812
制作年(和暦) 文化9年
時代 江戸
制作者 白雄/選著
制作者(ヨミ) シラオ
大きさ 23
資料解説 加舎白雄(1738~1791)は、上田藩士加舎吉享の2男で江戸に生まれた。はじめ、江戸の明烏に師事し、のち縁故の地上田を中心に活躍し、この地に蕉風を定着させ、処女出版『おもかげ集』ののち、『田ごとの春』・『文ぐるま』と続き、安永9年江戸日本橋に春秋庵を開庵。天明8年(1788)品川海晏寺で芭蕉百回忌取越法会を開催し、江戸俳壇に不動の地位を築いた。     誹風は無技巧、繊細な秀句を生み、蕪村と対照的であった。生涯妻帯せず俳諧一筋の生活であった。著作は、他に『春秋稿』、『春の音づれ』、『俳諧寂栞』、『春秋夜話』など(矢羽勝幸『長野県俳人名大辞典』郷土出版社刊参照)。  ここでは『俳諧寂栞』をみよう。俳諧の要旨を平明に説いたもので、勿論春秋庵白雄の著書であるが、弟子の拙堂が補綴したもので、天・地・人の三巻に分かれる。  天の目録は、「俳諧の亀鑑・姿情の事・三の情の事」などいくつかの項目に分かれる。初めに「古池や蛙飛びこむ水の音」・「道の辺の木菫は馬に食われけり」と、芭蕉の秀句をまず掲げ、「この二句は蕉門の奥儀也、つとめてしるべし」として、正風の大意から風姿風情を主体とした発句の論を展開する。
資料別書名 寂栞
巻号
請求記号 N913/110/1
出版地 江戸
出版者 浅倉屋久兵衛
発行年月日 1812
ページ数 6,4,46丁
著作権者別称 昨烏,春秋庵,白尾坊,白尾坊昨烏,春秋庵白雄,白尾,鴫立庵五世,白雄房昨烏,五郎吉,競,平田忠次郎,春吉
著作権期限 1791
二次利用条件
コピーライト 県立長野図書館
施設名 県立長野図書館