善光寺縁起 巻第1

資料コード 02BK0104072160
タイトル 善光寺縁起 巻第1
分野 歴史 習俗 口承伝承
場所(市町村名) 長野市
制作年(西暦) 1859
制作年(和暦) 安政6年
時代 江戸
制作者 坂内 直頼/著
制作者(ヨミ) サカウチ ナオヨリ
大きさ 23
資料解説 善光寺ご本尊の故事来歴をつづった霊験譚である。全5巻からなっており、第1巻から第4巻まではインドで三尊仏(阿弥陀如来・観世音菩薩・大勢至菩薩の三尊・善光寺のご本尊)がご来臨になったエピソードから、その三尊仏が日本に渡るきっかけ、信濃国に三尊仏が辿り着き、善光寺が建立されるに至るまでがまとまられている。第5巻では霊験の巻となっており、阿弥陀如来の不思議な力やご加護を受けた人々のエピソードなどが語られている。第1巻にあたる巻第一・天竺出現巻の内容は次の通り。お釈迦様が印度・毘舎離国の大林精舎にいた頃、この国の長者に月蓋という人がいた。月蓋の家はたいそう富み栄えていたが、月蓋は他人に施す心もなく貪欲飽くなき生活をしていたので、ある日お釈迦様は月蓋を教え導こうと自らその門を叩いた。さすがにお釈迦様のおいでと聞き、月蓋は黄金の鉢にご馳走を盛って門まで出たが、「今日供養すれば毎日のように来るであろう。むしろ供養せぬほうがよい」と急に欲心を起こして家に戻ってしまい、お釈迦様をお迎えする事はしなかった。そんな月蓋にも如是という一人の姫君がおり、両親の寵愛を限りなく受け、掌中の玉と愛育されていた。ところがある年、国中に悪疫が流行し如是はこの恐ろしい病魔にとりつかれてしまった。月蓋は名医・耆婆大臣を招くなどあれこれ手を尽くしたが何の効果もない。これはもう、お釈迦様に教えを乞うほかはないと親族たちは月蓋を説得する。
資料別書名 三国伝来善光寺如来縁起,善光寺如来三国伝来物語,平仮名絵入三国伝来善光寺如来縁起
巻号 巻第1
請求記号 N181/14/1
出版地 平安(京都)
出版者 五車楼
発行年月日 1859
ページ数 19丁
著作権者別称 山雲子,白慧,葉山之隠士,坂内,坂内山雲子,雪庭,如是相
著作権期限 1711
二次利用条件
コピーライト 県立長野図書館
施設名 県立長野図書館